【比較】省力化 vs ものづくり補助金
2026/01/15
皆さん、こんにちは。
行政書士シーガル事務所の中小企業診断士、島田です。
「求人を出しても、全然応募が来ない」
「やっと採用できたと思ったら、すぐに辞めてしまった」
「賃上げをしたいけれど、原資がない……」
今、多くの中小企業経営者様から、このような切実なご相談をいただきます。
人口が減っていく日本において、これからの経営課題は「人をどう集めるか」だけではありません。
「人がいなくても回る仕組み(省人化)」をどう作るかが、生き残りのカギとなります。
今回は、そんな人手不足の救世主となる2つの「省力化・生産性向上」補助金について解説します。
第2章:カタログから選ぶだけ!手軽さが魅力の「省力化投資補助金」
まず最初にご紹介するのは、「中小企業省力化投資補助金」です。
この補助金、最大の特徴はなんといっても「簡単さ」です。
・まるでネットショッピング?
これまでの補助金は、分厚い計画書を書く必要がありました。
しかし、この補助金は「カタログ型」。
あらかじめ国が認定した「製品カタログ」の中から、自社に必要な機械を選んで申請する仕組みです。・どんなものが対象?
飲食店の配膳ロボット
券売機・自動精算機
清掃ロボット
スチームコンベクションオーブン など
・ 補助額と補助率
従業員数によって上限額が決まっていますので、以下の表を確認してください。
※詳細は割愛しますが、さらに一定の「大幅な賃上げ」をセットで行うと、
上限額が最大1,500万円まで引き上げられる優遇措置もあります。
※補助額や補助率を試算する際は【税抜き】で計算してください。
・メリット
汎用的な製品が多いため、すぐに導入効果が出ます。
「人手不足に対応するため、まずは目の前の業務を楽にしたい」という方におすすめです。
カタログにない場合は「一般型」として応募します。
第3章:オーダーメイドで本格投資!「省力化投資補助金(一般型)」
さて、次は「一般型」です 。
カタログに載っている既製品では対応できない、自社専用のシステムや設備を作りたい場合に活用できます 。
1. 一般型の特徴
カタログ注文型が「既製品の選択」であるのに対し、
一般型は「オーダーメイド・セミオーダーメイド」の設備導入やシステム構築が対象となります 。
機器に付帯するソフトウェアも補助対象に含まれます 。
2. 活用イメージの例
・通信販売事業:注文量の増加に対応するため、自動梱包機と倉庫管理システム(WMS)をオーダーメイドで開発・導入
・ 部品製造事業:微細な部品の検査を効率化するため、現場に合わせたAI技術搭載の自動外観検査装置を導入
3. 補助額と補助率(一般型)
一般型は、カタログ注文型よりも大幅に高い補助上限額が設定されています 。
第4章:オーダーメイドで革新を!「ものづくり補助金」
次は、多くの事業者に親しまれてきた「ものづくり補助金」です。
令和7年度に向けて、より使いやすくブラッシュアップされています。
1. 補助金の目的
これは「革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善」を支援するためのものです。
つまり、「自社独自の新しい作り方やサービス」を始めるための投資を助けてくれます。
2. 補助額と主な枠組み
チラシの情報をベースにすると、特に注目すべきは以下の枠組みです。
●省力化(オーダーメイド)枠:
・補助上限:最大8,000万円(※従業員数による)
・補助率:1/2 又は 2/3
・内容:AIやロボットを活用し、自社の工程に合わせて専用のシステムを構築する場合に最適です。
●製品・サービス開発枠:
・補助上限:1,000万円〜
・内容:新商品の開発や、新しいサービスの提供に必要な設備投資を支援します。
3. 重要なポイント:
・賃上げの約束
ものづくり補助金は、採択された後に「給与支給総額を年率平均1.5%以上増加させる」といった
賃上げ要件が課されます。
計画通りに進まない場合は補助金の返還を求められることもあるため、しっかりとした事業計画が必要です。
第5章:どっちを選ぶ?「省力化」vs「ものづくり」比較表
「結局、うちの会社はどちらを使えばいいの?」という疑問にお答えするために、比較表を作成しました(下表)。
選び方のヒント:
・「省力化/省人かをとにかく早く、簡単に導入したい!」
→ 手続きがシンプルで、導入効果がはっきりしている「省力化補助金(カタログ注文型)」が一番の候補です。
・「人手不足解消を目的として、現場に合わせて一からシステムを組みたい」
→ 補助上限が最大1億円と非常に大きく、オーダーメイド対応の「省力化補助金(一般型)」が向いています。・「他社にはない、全く新しい製品やサービスを自社で開発したい!」
→ 自由度が最も高く、クリエイティブな挑戦を支援してくれる「ものづくり補助金」が最適です。
※自社がどの枠に当てはまるか迷った方は、お気軽に無料診断をご利用ください
第6章:申請から受取までのステップ(失敗しないための留意点)
補助金は「採択されたら終わり」ではありません。
後でお金を受け取るための流れを把握しておきましょう。
1.GビズIDの取得:
これがないと申請できません。未取得の方は、今すぐ手続きを始めてくださいね。
2.身近な支援機関への相談:
商工会議所や銀行、税理士さんなどの「認定支援機関」に相談しましょう。
3.事業計画の策定:
なぜその設備が必要なのか?
導入によって、どれだけ作業時間が減るのか?
ここを数値で具体的に示すのが採択への近道です。
私たちの出番は主にここです。
4.オンライン申請:
専用システム「Jグランツ」から申請します。
5.【超重要!】交付申請→決定:
ここでようやく「買っていいですよ」という許可が出ます。
※交付決定前に購入すると、補助対象外になるので絶対注意です!
6.設備導入・実績報告:実際に購入し、代金を支払った証拠(写真や振込明細)を提出します。
7.補助金の入金:審査を経て、ようやく口座にお金が振り込まれます。
第7章:まとめ:2026年は「投資」で未来を変える年です!
令和7年度補正予算の経産省補助金は、
これまで以上に「人手不足への即効性」と「大胆な投資」を重視した内容になっています 。
特に、今回ご紹介した「省力化投資補助金」の一般型は、
今までものづくり補助金では「革新性」が足りずハードルが高いと感じていた企業にとっても、
大規模な自動化・省人化に挑戦する絶好の機会です 。
一方で、手軽に効果を出したいなら「カタログ注文型」が非常に強力な味方になります 。
「うちの商売で使えるかな?」と迷ったら、まずは「カタログ注文型」の「カテゴリ例」を
チェックすることから始めてみてください 。
きっと、人手不足というピンチをチャンスに変えるヒントが見つかるはずですよ。
当事務所では補助金申請の支援を行っています。
次は第2弾、「DX・AI・大規模成長投資編」で、さらに未来志向の補助金を深掘りしていきます。どうぞお楽しみに!
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