~資産と想いを引き継ぐために~① エンディングノートってなに?
2023/02/02
(最後の「関連リンク」も、どうぞお読みください)
「エンディングノート」という言葉、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
時折、テレビや雑誌等で取り上げられていますが、
「エンド(=終わり)」という言葉が入っているせいか、
あまりイメージが良くないかもしれません。でも、本当のところはどうなのでしょう。
「終活カウンセラー」としての活動経験を持つ行政書士である川上が、
4回シリーズにしてわかりやすく解説します。
エンディングノートってなに?
まず初回のテーマは、「エンディングノートってなに?」です。
皆さん、「もし今日突然自分が死んでしまったら、どうなるだろう…?」と想像してみること、
ありませんか。
その想像を少し掘り下げてみましょう。
もし自分が本当に今日さようならとなるなら、家族に何を伝えたいですか?
自分がいなくなったことを誰に連絡してほしいですか?
どんなお葬式をしてほしいでしょうか?
自分の預貯金はどうやって分配されるでしょうか?
スマホやパソコンのロックは解除してほしいですか?
それともそのまま処分してほしいですか?
SNSのアカウントはどうします?
大切にしているジュエリーを、誰にゆずりたいですか…?
エンディングノートは「連絡帳」
エンディングノートは、このような「自分が亡くなった後、周りにどうしてほしいか」を、家族や親しい人に伝えるための連絡帳です。
エンディングノートは、良く生きるためのツールです。
不思議なことに、こうして自分のエンディング(=終わり方)を具体的に想像していくと、
その途中に、
自分はこれからどう生きたいのか、
どう在りたいのか、
という問いかけが浮かび上がってきます。
すると、終わり方を記したはずのエンディングノートが
「これからの時間をより良く生きるためのノート」に変身するのです。
つまり、エンディングノートは
「今後より有意義に生きていくために頭と心を整理するノート」
でもあるといえます。
例えば、書店ではいろいろな種類のエンディングノートが販売されています。
実際に手に取ってみて、気に入ったものを購入してみてはいかがでしょうか。
また、真っ白なノートを買ってご自分でいちから作ることもできます。
ぜひ、試してみてください。
当事務所が行っているセミナーで、
エンディングノートをテーマにしたものもあります。
参加いただくとおすすめのエンディングノートをこっそりお教えします。
注意、エンディングノートには法的効力がありません。
ただ、エンディングノートには遺言のような法的効力はありません。
ご自分のお考えの整理にとても役立ちますが、
財産の行方など、明確にご希望がある場合は遺言や家族信託(民事信託)などで
対策しておくほうが良いかもしれません。
(執筆/川上夢香)
関連リンク
~資産と想いを引き継ぐために~エンディングノート、どんなことを書くの? は、こちら
https://seagull-group.jp/column/30.html
~資産と想いを引き継ぐために~エンディングノート、書くことのメリットは?デメリットは? は、こちら
https://seagull-group.jp/column/33.html
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