~資産と想いを引き継ぐために~② エンディングノート、どんなことを書くの?

「エンディングノート」という言葉、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
時折、テレビや雑誌等で取り上げられていますが、「エンド(=終わり)」という言葉が入っているせいか、あまりイメージが良くないかもしれません。でも、本当のところはどうなのでしょうか。
「終活カウンセラー」としての活動経験を持つ行政書士である川上が、5回シリーズにしてわかりやすく解説します。
今回のテーマは「エンディングノート、どんなことを書くの?」です。
エンディングノートに書く内容については、特に決まり事はありません。書きたいことを書きたいだけ書けばいいのです。逆に言うと、書きたくないことを書く必要は一切ありません。
一般的には以下のようなことを書く場合が多いです。
①健康について…介護が必要になったときの希望、延命治療の可否など
②財産について…預貯金のある銀行名や口座番号、不動産や有価証券(株券など)の有無など
③ペットについて…誰に託すか、その費用はどうするかなど
④葬儀について…葬儀の有無や規模、来てほしい(または来てほしくない)人、宗教やこだわりなど
⑤家族や友人へのメッセージ
その他、デジタル遺産の処理に関することや、趣味に関することなど、エンディングノートによって様々な項目があります。項目にないことは、空白ページを利用して自由に書いて大丈夫です。
2023/02/16