行政書士シーガル事務所

一目でわかる!おひとりさま終活ガイド

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さっと読める!おひとりさま終活ガイド

一目でわかる!おひとりさま終活ガイド

2024/07/29

第1章: はじめに

●おひとりさまとは
おひとりさまとは、配偶者や子どもがいらっしゃらない一人暮らしの方を指します。
多くの場合、女性が該当しますが、高齢化社会が進む中、男性も増加傾向にあります。
このような状況にある方々にとって、終活は自分の意思をしっかりと残し、安心して暮らすために重要なステップとなります。 

●終活の目的
終活は、自分の生き方や最期について計画し、家族や友人に負担をかけずに安心して過ごすための活動です。
特におひとりさまにとっては、自分の身の周りの世話や財産の行方も含めて自分の意思を明確にし、
必要な準備をすることで、万一の時にも安心して暮らせる環境を整えることが目的です。

以下、主なおひとりさま終活について、簡単ではありますがまとめます。

第2章: 遺言を作成する

●遺言の重要性
遺言は、自分の財産をどのように分配するかを明示する法的な文書です。
おひとりさまにとっては、自分の意思を確実に反映させるために、遺言の作成は非常に重要です。
あなたの法定相続人はご存知ですか。遺言がない場合には法定相続人に決められた割合であなたの財産が配分されます。
もし法定相続人が存在しない場合には、あなたの財産は国庫に入ります。
おひとりさま終活のご相談では、寄付をお考えの方がいらっしゃいます。その場合は遺言を作成しておくことが必須です。

●遺言の種類と書き方
遺言には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類があります。
秘密証書遺言は最近はあまり使われていませんが、
遺言の特徴や作成方法について説明し、自分に合った方法を選ぶためのポイントをコラムで紹介しています
この記事の最後に記事名(リンク)を貼っておきます。

第3章: 任意後見契約を締結する

●任意後見契約とは
任意後見契約は、自分が将来判断能力が低下した場合に備えて、信頼できる人物に後見人を任命する契約です。
いわば「後見人の予約」です。
これにより、財産管理や生活支援を円滑に行うことができます。

●任意後見契約のメリット
任意後見契約を結ぶことで、自分の意思を尊重しながら適切な支援を受けることができます。
また、法的なトラブルを避けるためにも有効です。
おひとりさま終活の場合は信頼できる専門職(行政書士や弁護士など)を後見人にするケースもあります。

第4章: 見守り契約と財産管理委託契約を締結する

●見守り契約とは
見守り契約は、定期的に訪問や連絡を行い、生活状況を確認する契約です。
おひとりさまが孤立しないようにサポートします。
定期的に訪問したり電話なので連絡したりして身の回りに問題が起きていないか確認し、何かあれば対応します。

●財産管理委託契約とは
財産管理委託契約は、自分の財産を適切に管理してもらうための契約です。
信頼できる専門家に任せることで、安心して生活することができます。

これらの二つの契約は必ずしも同時に行う必要はありません。
実際に見守り契約だけ結んでいるケースも多くあります。

第5章: 死後事務委任契約

●死後事務委任契約とは
死後事務委任契約は、自分が亡くなった後の事務手続きを委任する契約です。

●契約の内容と手続き

葬儀や埋葬、各種手続きなどを指定した人に任せることができます。
ライフラインの解約など分量はかなりあります。
親戚が遠くにいて負担がかけられない、などといった場合におひとりさまに利用されています

第6章: デジタル終活

●デジタル終活の必要性
現代では、デジタル資産(メールアカウント、SNS、オンラインバンキングなど)が多く存在します。
これらの管理を怠ると、死後にトラブルになることがあります。

●「デジタル遺品」の整理方法
デジタル遺品を整理するための具体的な方法とポイントを紹介します。
パスワードの管理やデータのバックアップなど、実際に役立つ情報を提供します。
死後事務委任契約にSNSへ掲載する最後のあいさつやアカウントの消去などを盛り込む場合もあります。

第7章: 持ち家に住んでいる場合の終活

●将来の住まいの計画
持ち家を維持するか、売却して賃貸に移るかなど、将来の住まいについての計画を立てます。
今住んでいる家よりもコンパクトな広さの方が適しているか、また将来施設に移り住むことを考えるかなどです。

●財産の整理と管理
持ち家がある場合、財産の整理と管理が重要です。
不動産の処分方法や管理方法について決めておき専門職や不動産会社に予め相談しておきます。
もし住まいを変える場合は、持ち家を所有したまま賃貸に出し、自分の生活費にすることも可能かもしれません。

第8章: 持ち家が無い場合の終活

●賃貸住宅での生活
賃貸住宅に住んでいる場合は、現在の賃貸契約の見直しや将来の住まいの選択肢について考えます。


●施設への入居
特に将来サービス付き高齢者向け住宅などの施設に移るか、移るとしたらいつ頃か考えて計画を立てます。
必要に応じて、資金計画も考慮します。

第9章: まとめと今後のステップ

●終活の進め方
終活の進め方についてまとめ、自分に合った方法を選ぶためのアドバイスを提供します。
一度に終活のすべてを完了する必要はなく、少しずつ進めましょう。


●専門家への相談
終活は一人で進めることが難しい場合もあります。
行政書士などの経験豊富な専門家に相談し適切な助言を受けることで、スムーズに進めることができます。

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