家族信託についての多くある相談に回答
FAMILY TRUST CASE
家族信託についての疑問や不安を抱える相談者様から寄せられる相談にお答えしています。家族信託の設定から運用、解除に至るまでのプロセス、費用の概算、家族信託がもたらす具体的なメリットや注意点など、実践的な視点で解説します。家族信託を検討されている方々の疑問を解消し、安心して手続きを進めていただけるように、専門知識に基づいた情報をご提供いたします。
よくある相談事例
私たち東京家族信託相談所の個別相談や終活セミナーで、よくご相談を受けるケースをご紹介いたします。
事例1.親の預金がおろせない!
事例2.親の名義のアパートの修繕ができない!
相談者
50代 / 男性 / 会社員 (Bさん)
父親は、祖父の代から続いた商店を閉店して、アパートに建て替えて20年ほどアパート経営をしていました。アパート経営自体は順調だったのですが、ある時、元気だった父親がちょっとした怪我をしてしまい入院をしました。怪我自体はたいしたことなく2週間ほどで退院をしたのですが、その後、様子が変でした。再度病院にいくと、認知症との診断。そしてそのまま徐々に進行しているそうです。急な親の変化で大変な最中、父親が経営しているアパートの管理会社より連絡が「アパートが老朽化しているので、一部を修繕したい」とのこと。私が代わりに契約をすれば良いと思い、管理会社に行くと、子供であっても修繕の契約ができないことがわかりました。アパート自体も古くなり、今後も修繕の話が増えそうなので気になっています。
事例3.会社の大事な決定ができない!
相談者
50代 / 男性 / 会社経営者 (Cさん)
従業員20人ほどの食品加工の工場を経営している者です。会社は父親が50年前に創業しました。私はサラリーマンを10年ほど経験した後に、現在の親の会社に就職をして、5年ほど前に親から会社を継ぐ形で代表取締役に就任しました。株は高額なため、税理士さんと相談しながら年々少しずつ贈与と購入をしていたのですが、まだ父親が50%超所有している状態です。そんな矢先、父親が認知症になったことがわかりました。認知症になったとはいえ、父親が当社の大株主であることは変わりません。そのため、会社の大事なことは決められないということがわかりました。従業員の生活もあるため、本当に困っています。