~資産と想いを引き継ぐために~② エンディングノート、どんなことを書くの?
2023/02/16
「エンディングノート」という言葉、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
時折、テレビや雑誌等で取り上げられていますが、「エンド(=終わり)」という言葉が入っているせいか、あまりイメージが良くないかもしれません。でも、本当のところはどうなのでしょうか。
「終活カウンセラー」としての活動経験を持つ行政書士である川上が、4回シリーズにしてわかりやすく解説します。
エンディングノートに書く内容
今回のテーマは「エンディングノート、どんなことを書くの?」です。
エンディングノートに書く内容については、特に決まり事はありません。書きたいことを書きたいだけ書けばいいのです。逆に言うと、書きたくないことを書く必要は一切ありません。
エンディングノートに書く内容の例
一般的には以下のようなことを書く場合が多いです。
① 健康について…介護が必要になったときの希望、延命治療の可否など
② 財産について…預貯金のある銀行名や口座番号、不動産や有価証券(株券など)の有無など
③ ペットについて…誰に託すか、その費用はどうするかなど
④ 葬儀について…葬儀の有無や規模、来てほしい(または来てほしくない)人、
宗教やこだわりなど
⑤ 家族や友人へのメッセージ
その他、デジタル遺産の処理に関することや、趣味に関することなど、
エンディングノートによって特徴が異なっており、項目もさまざまです。
もちろん項目にないことは、空白ページを利用して自由に書いて大丈夫です。
メモからでも全然かまいません。
気になるところからエンディングノートを書いてみてください。
留意点:エンディングノートには法的効力がありません
前回のコラムでも触れましたが、
エンディングノートには法的効力がありません。
目的によって、法律に沿った手を打っておく必要がありますので
「法的効力」にはご留意ください。
(執筆/川上夢香)
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