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行政書士が教える!相続の基礎知識と手続きのポイント

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行政書士が教える!相続の基礎知識と手続きのポイント

行政書士が教える!相続の基礎知識と手続きのポイント

2024/04/18

遺産相続は、大切な方を失って慌ただしい生活の中、法的な手続きや多くのルールに従う必要があり、一般の皆様には複雑でストレスの多いものです。しかし、遺産相続に関する基礎知識と手続きのポイントを理解することで、ストレスを減らし、遺産相続をスムーズに進めることができます。この記事では、行政書士が教える相続の基礎知識や手続きのポイントについて解説しています。

目次

    相続とは?基本的な考え方

    相続とは、亡くなられた方の遺産を次世代に引き継ぐ手続きのことをいいます。以下では、相続に関する基本的な手順をご紹介します。

     

    1遺言書の有無を確認

    故人は、遺言書を作っていたでしょうか?遺言書の有無は、その後の相続手続きに大きく影響します。遺言書が有ることを知っている場合は、その遺言書の存在を確認しましょう。ここで気を付けておきたいのは、未開封の遺言書をすぐに開封してはいけないということです。未開封の遺言書が見つかった場合は、その場で開封したりせずに、未開封のまま保管し、家庭裁判所で行われる「検認」という手続きで裁判官によって開封されるのを待ちましょう。

    また、遺言書の有無についてまったく知らない場合は、心当たりを探してみましょう。机の中、仏壇の中、金庫の中など、故人が保管しておきそうな場所を探してみてください。

    それでも見つからない場合、公証役場や法務局で保管されているかもしれません。お近くの公証役場や法務局に連絡し、遺言書が保管されていないか確認してみましょう。

    2相続人の特定

     遺産を受け継ぐ相続人を特定しましょう。法的な相続人は、配偶者、子供、親などです。故人が生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本をすべて入手して、法定相続人を確定させます。

    3遺産の評価

    遺産の評価を行い、その価値を把握します。これには不動産、預金、株式、貴金属などが含まれます。

    4相続税の計算

    相続税は、遺産の価値に基づいて課税されます。税金を正確に計算し、支払いを準備しましょう。

    5遺産分割の協議

    相続人と協議し、遺産の分割方法を決定します。分割方法について全員で合意したら、遺産分割協議書を作成し、全員が署名押印をします。印鑑証明書を添付することも忘れずに。

    遺産分割協議書とは?書き方のポイント

    遺産分割協議書とは、故人の遺産の分割方法(なにを、誰が、どのくらい受け取るか)に関して、相続人同士が話し合い、合意した内容を文書化した書類のことです。 遺産分割協議書には、相続人の氏名や続柄、相続財産の詳細、そして分割についての協議の結果が明確に記載されている必要があります。また、相続人全員の署名と実印による押印が必要です。故人の銀行口座の解約や、自動車の名義変更手続き等において、この遺産分割協議書がたびたび必要になりますので、よく注意して間違いのないように作成しましょう。また、遺産分割協議書で協議内容を明らかにすることで、後の紛争防止につながります。もし不安がある場合には、公正証書として作成しておくとより安心でしょう。

    行政書士にとって、遺産分割協議書の作成は重要な業務の一つです。お客様からのご相談内容に応じて、相続財産に関するご説明や遺産分割協議の手続きを丁寧に行い、遺産分割協議書をスムーズに作成するお手伝いをいたします。また、相続人に対して適切なアドバイスを提供し、円満な相続への道筋をお示しします。

    相続手続きの期限

    相続手続きにはいくつかの期限があります。以下に、主な相続手続きとそれに関連する期限をご説明します。

    1死亡届と火葬許可申請書

    被相続人が亡くなったら、死亡届を提出しましょう。この提出期限は「死亡後7日間」です。また、火葬許可申請書も同時に提出することで、火葬を進めることができます。

    2年金受給停止と健康保険資格喪失

    被相続人が年金を受け取っていた場合、国民年金は死亡後14日以内、厚生年金は死亡後10日以内に年金事務所へ報告しましょう。健康保険資格喪失も同様に手続きが必要です。

    3相続放棄と限定承認

    相続放棄や限定承認の期限は3カ月です。遺産の範囲や負債を考慮して選択しましょう。

    4相続税の申告と納税

    相続税の申告は、被相続人が亡くなったことを知った日(通常は、被相続人の死亡の日)の翌日から10か月以内に行います。

    これらの期限を守り、円滑な相続手続きを進めましょう。不安があれば弁護士や専門家に相談することをおすすめします。

    相続手続きを行政書士に依頼するメリット

    以上のような手続きは、すべて自分自身でやり遂げることができます。ただし、それには膨大な時間と手間が必要です。では、相続手続きを行政書士に依頼するメリットを挙げます。

    1幅広い業務を依頼できる

    行政書士は、相続人調査や遺産分割協議書の作成など、不慣れな方にとっては難解に見える手続きも、スムーズにサポートします。

    2費用が比較的安い

    行政書士の報酬は弁護士に比べてリーズナブルなことが多く、コスト面でお得です。

    3相続に詳しい専門家

    行政書士は、法律知識や相続手続きの経験が豊富であり、円滑に相続手続きをサポートしてくれます。

    終わりに

    いかがでしたでしょうか。

    相続手続きは、さまざまな法律や手続きが絡み合い、慎重な対応が求められる作業です。円滑に手続きを完了させるため、上記ポイントを参考にしてみてください。

     

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