コラム

~資産と想いを引き継ぐために~① エンディングノートってなに?

「エンディングノート」という言葉、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

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時折、テレビや雑誌等で取り上げられていますが、

「エンド(=終わり)」という言葉が入っているせいか、

あまりイメージが良くないかもしれません。でも、本当のところはどうなのでしょう。

「終活カウンセラー」としての活動経験を持つ行政書士である川上が、

4回シリーズにしてわかりやすく解説します。

エンディングノートってなに?

まず初回のテーマは、「エンディングノートってなに?」です。

皆さん、「もし今日突然自分が死んでしまったら、どうなるだろう…?」と想像してみること、
ありませんか。

その想像を少し掘り下げてみましょう。

もし自分が本当に今日さようならとなるなら、家族に何を伝えたいですか?

自分がいなくなったことを誰に連絡してほしいですか?

どんなお葬式をしてほしいでしょうか?

自分の預貯金はどうやって分配されるでしょうか?

スマホやパソコンのロックは解除してほしいですか?

それともそのまま処分してほしいですか?

SNSのアカウントはどうします?

大切にしているジュエリーを、誰にゆずりたいですか…?

エンディングノートは「連絡帳」

エンディングノートは、このような「自分が亡くなった後、周りにどうしてほしいか」を、家族や親しい人に伝えるための連絡帳です。

エンディングノートは、良く生きるためのツールです。

不思議なことに、こうして自分のエンディング(=終わり方)を具体的に想像していくと、
その延長線上に、

自分はこれからどう生きたいのか、

どう在りたいのか、

という問いかけが浮かび上がってきます。

すると、終わり方を記したはずのエンディングノートが


「これからの時間をより良く生きるためのノート」に変身するのです。

つまり、エンディングノートは

「今後より有意義に生きていくために頭と心を整理するノート」

でもあるといえます。

例えば、書店ではいろいろな種類のエンディングノートが販売されています。

実際に手に取ってみて、気に入ったものを購入してみてはいかがでしょうか。

また、真っ白なノートを買ってご自分でいちから作ることもできます。

ぜひ、試してみてください。

当事務所が行っているセミナーで、

エンディングノートをテーマにしたものもあります。

参加いただくとおすすめのエンディングノートをこっそりお教えします。

注意、エンディングノートには法的効力がありません。

ただ、エンディングノートには遺言のような法的効力はありません。

ご自分のお考えの整理にとても役立ちますが、


財産の行方など、明確にご希望がある場合は遺言や家族信託(民事信託)などで


対策しておくほうが良いかもしれません。

(執筆/川上夢香)

2023/02/02 終活